【吾北】パン屋 むすびぎ|吾北の山里で育まれるやさしいパンの店
いの町吾北・小川柳野の集落の中に、ミントグリーンの扉が目印の小さなパン屋さん「パン屋 むすびぎ」があります。清流・仁淀川の上流へ向かう道すがらに立ち寄れる、山里らしい雰囲気のベーカリーです。
観光のついでに寄る人もいれば、「ここに行きたいから吾北までドライブする」というファンもいる人気店。いの町の暮らしや移住のイメージとも結びつく、山のパン屋さんを紹介します。
はじめに
お店の成り立ちと「むすびぎ」という名前
「パン屋 むすびぎ」を切り盛りしているのは、東京都出身の移住者の方、移住する前は東京のパン店で約12年間修業を重ねてきました。2021年に現在の小川柳野で「パン屋 むすびぎ」をオープンしました。
特徴的な店名「むすびぎ」は、いの町の特産・土佐和紙の原料である樹木「ミツマタ」の別名から取られています。
吾北の山里にある、小さなパン屋さん
お店があるのは、いの町吾北地区・小川柳野。高知市内から国道33号・194号・439号を経由して車でおよそ1時間、仁淀川に沿って山あいを上っていくルートです。
柳野方面へ進むと、集落活動センター「ふれあいの里柳野」の案内板が見えてきます。そのそばに「パン屋 400m」と書かれたミントグリーンの小さな看板があり、そこからさらに奥へ。集落の坂道を上った先に、建物をリノベーションした「パン屋 むすびぎ」が現れます。
お店の特徴

店内は、木のカウンターとミントグリーンの棚を合わせたやわらかな雰囲気。コンパクトなスペースに、丸パンや惣菜パン、食パンなどが10種類前後ずらりと並びます。
パンづくりのこだわりは「添加物を使わないこと」と「素材選び」。国産小麦やきび砂糖などを中心に、厳選した材料で生地を仕込み、小さな子どもにも安心して食べてもらえるパンを目指しています。
仕込みから焼き上げ、販売までを店主一人で担っていて、ハード系からやわらかいパン、焼き菓子まで幅広いラインナップを少しずつ焼き続けているのも特徴です。
おすすめのパン

看板商品「お山の食パン」
「むすびぎ」を代表するパンが「お山の食パン」。北海道産の全粒粉を配合した食パンで、小麦をまるごと挽いた粉ならではの香ばしさと栄養価の高さが魅力です。
毎日食べても飽きない味を目指して配合を調整しており、トーストすると香ばしさと香りがより引き立ちます。朝ごはん用にまとめ買いしていく常連さんも多く、「山の生活の主食パン」として地域に根付いてきています。
一番人気の「あんバター塩パン」と季節のパン
一番人気と言われているのが「あんバター塩パン」。「ヤマチャ&あんこフレンチ」と同じ自家製あんこを使い、全粒粉入りの香ばしい生地にバターとあんこを包み、上から塩をひとふりしたパンです。
控えめな甘さのあんと塩気のコントラストが、「甘じょっぱくてクセになる」と評判。山道のドライブ途中に食べると、ちょうどいいボリューム感で、ついリピートしたくなる味です。
そのほか、自家製天然酵母を使ったバゲットや、季節ごとの地元食材を取り入れたパンも人気。取材時にはさつまいもが使われており、時期によって文旦やゆずを使ったパンも登場すると紹介されています。
営業情報と利用のポイント

- 店名:パン屋 むすびぎ
- 住所:高知県吾川郡いの町小川柳野849-1
- 営業日:水・木・金・土
- 営業時間:11:00~17:00
- 定休日:日・月・火
- 駐車場:4台程度
- 電話:なし(Instagram「@gohoku_pan」で案内)
営業日や出店情報、取り置きなどの最新情報は、Instagramで随時発信されています。来店前に一度チェックしておくと安心です。

おわりに
パン屋 むすびぎは、都会の有名ベーカリーで培った技術と、ミツマタや山茶といったいの町ならではの素材が出会い、ここにしかないパンが生まれています。
いの町を訪ねるときは、山あいの集落に立つこのパン屋さんも、モデルコースの一つとしてぜひ組み込んでみてください。