いの町の魅力

【全域】いの町が“若い家族”に選ばれている理由|人口動向と移住者の声

伊野移住係

いの町は令和6年4月時点の人口は約2.1万人、そのうち0〜14歳は約2,000人で全体の1割弱。一方で65歳以上は4割を超えており、高齢化は確実に進んでいます。

それでもここ数年、「小さな子どものいる家族」がいの町を新しい暮らしの場所として選ぶケースは着実に増えてきました。

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この記事では、統計データや移住者インタビューを手がかりに、「いの町がなぜ若い家族に選ばれているのか」を整理してみます。

データで見る「若い家族」のいま

全体像
  • 町全体の人口:21,029人(令和6年)
  • 年齢構成:0〜14歳約9.5%、15〜64歳約49%、65歳以上約41%
  • 伊野・枝川・川内(波川)など高知市寄りのエリアでは、子どもの割合が町内でも比較的高く、若い世代が集まる傾向。
  • 吾北・本川など山間部では0〜14歳が「25人に1人」という集落もあり、ゆったりとした子育てができる

つまり「若い家族」は、いの町のなかでも特に“高知市に近いエリア”に集中しているのが現状です。その一方で、山間部には「ごく少人数だからこそ目が届く子育て環境」が残っており、あえてそこを選ぶ家族もいます。

若い家族が「いの町」を選ぶ5つの理由

1. 高知市まで30分前後の距離感

いの町の大きな特徴は、「地方らしい自然」「都市へのアクセス」が同居していることです。

実際に神奈川からIターンし、地域おこし協力隊を経て起業した移住者は、高知市内勤務の妻の通勤を考え、いの町を選んだと語っています。

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  • 高知市中心部まで、伊野・枝川エリアから車で約20〜30分
  • 土讃線・路面電車での通勤も可能
  • いのICから高知道にすぐ乗れるので、県内外への移動もしやすい

「職場は高知市、暮らしは静かな郊外・山里」という二拠点的なライフスタイルを取りやすい距離感が、子育て世帯にとって大きな安心材料になっています。

2. 川と山がすぐそばにある日常

いの町は、清流仁淀川と四国山地に抱かれた町です。仁淀川は水質全国トップクラスとされ、川遊びやキャンプ、釣りなど水辺の暮らしが身近にあります。

前出のいの町に移住した方は、移住後に釣りや家庭菜園にはまり、「家族で自然を楽しむ時間が当たり前になった」と話しています。

  • 放課後に川辺で石を拾ったり、虫を探したり
  • 休日は家族で沈下橋周辺を散歩したり、上流へドライブしたり
  • 本川や吾北では、学校の行事で川・山を舞台にした体験活動も多い

「特別なアウトドア」ではなく、自然が“日常の遊び場”になる——そこに惹かれて移住する家族が少なくありません。

3. 妊娠期から小学校まで続く子育て支援

いの町は子育て支援には力を入れています。

  • 町内には保育園・幼稚園・認定こども園が複数あり、伊野・枝川だけでなく吾北・本川にも施設が配置されています。
  • 妊娠期から子育て中までを切れ目なく支援する体制づくりが進んでおり、令和7年度からは母子保健と児童福祉を一体的に担う「こども家庭センター」の設置も予定されています。

県の移住情報サイトでも、いの町は「母子保健コーディネーターによる相談や、親子で集まれる交流の場があり、妊娠期から子育て中まで安心して頼れる環境」と紹介されています。

共働き世帯が多い現代の子育て世代にとって、「相談できる人が近くにいる」「保育の選択肢がある」ことは住む場所を選ぶうえでとても重要なポイントです。

4. 「子育て」だけでなく「子育ち」を支えるコミュニティ

いの町の山あい・神谷地区では、「子育“ち”しやすく、出て行っても帰って来たくなる地域」を掲げて、住民組織が子どもの居場所づくりや地域行事を続けています。

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  • 小さな集落でも、地域ぐるみで子どもを見守る仕組みづくり
  • 将来、進学や就職で一度町を離れても「帰ってきたい」と思えるふるさとづくり

こうした取り組みは神谷に限らず、いの町各地の自治会や子育てサークルにも広がっています。「保育園や学校だけではなく、地域全体で子どもの成長を支える」という空気が、若い家族にとって心強い後押しになっています。

5. 小さな町だからこそ「チャレンジしやすい」

起業家として移住した小野さんは、「いの町では商店街にお店が一つできるだけで、町の雰囲気が大きく変わる」と話します。

  • 自分の店や場を持つことで“地元をつくる当事者”になれる
  • よさこいチームの立ち上げなど、地域イベントにも個人の挑戦が生かされやすい
  • 町役場や観光協会、地域団体との距離も近く、相談もしやすい

「ここなら子どものそばで働きながら、やりたいことにチャレンジできるかもしれない」と感じて移住する30代・40代の家族も増えています。

若い家族の暮らしイメージ

伊野・枝川エリアで暮らす共働き家族

  • 朝:親は車や電車で高知市内へ通勤、子どもは近くの保育園や認定こども園へ
  • 夕方:帰宅後にスーパーで買い物をしても、まだ明るいうちに家族で夕食
  • 休日:仁淀川沿いをドライブしたり、紙の博物館や図書館、近くの公園へ

生活の利便性はほぼ「郊外のベッドタウン」と同じ感覚ながら、少し車を走らせれば川や山がすぐそこ、というバランスです。

山あい(吾北・本川)で暮らす小規模校エリアの家族

  • 子どもは小規模校で、学年数人〜十数人のクラス
  • 地域行事や山村留学プログラムを通じて、都会の子どもとの交流もある
  • 買い物や通院の際は、いの町中心部や高知市まで車移動が前提

通学や買い物の不便さはありますが、「顔の見える関係」「自然の中でのびのびした育ち方」を求めて、あえてこのエリアを選ぶ子育て世帯もいます。

移住を検討するときのポイント

魅力だけでなく、検討時に押さえておきたい点も正直に挙げておきます。

  • 車はほぼ必須。特に山間部では一人一台に近い感覚です。
  • 高校は町内に2校あります。公共交通機関などを使い高知市内の高校には通うことができる。
  • 大学は町外が中心になるため、子どもの進学時の生活設計が必要です。
  • 吾北・本川などでは日常的な買い物や医療機関まで少し距離があるので、「いの町中心部+本川」などの暮らし方を選ぶ人もいます。

「自分たち家族にとって心地よい暮らし方は何か」をイメージしながら検討していくのがおすすめです。

おわりに

統計だけを見ると、いの町は決して「若い人が多い町」ではありません。それでも、自然と都市の距離感、子育て支援の充実、地域コミュニティの温かさ、小さな町ならではのチャレンジのしやすさ——。

そうした要素に魅力を感じて、「子どものふるさとをここにしたい」と決める家族が確かに存在します。

高知県への移住を考えているなら、“いの町”を一つの具体的な選択肢として、ぜひ現地を歩き、自分の目で「家族の暮らし」を想像してみてください。

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