【吾北】グリーン・パークほどの|森と遊び、地域とつながる山あいの体験拠点
高知県吾川郡いの町清水上分にある「グリーン・パークほどの」は、豊かな森と清流に囲まれた体験型宿泊施設です。
キャンプや木工体験、パンづくり、滝の散策など、子どもから大人まで楽しめるプログラムが揃い、四季折々の自然の中で“森とともに過ごす”時間を味わうことができます。
1988年に旧吾北村によって開設されて以来、地域の自然資源を活かした観光拠点として親しまれてきました。
現在では、地元住民や地域団体による再生プロジェクトも進み、いの町の山あいに新しい魅力を生み出す場として注目されています。
森に泊まる、静かなキャンプとバンガロー体験

敷地内には、テントサイトやオートキャンプ場、バンガローなどが整備されています。木々の間を抜ける風や、夜の虫の声、満天の星空。ここでは、日常の喧騒から離れ、ゆったりとした“山の時間”を体感できます。
炊事棟やレンタル用品も整っているため、初心者でも安心で、夏は川遊び、秋は紅葉、冬は澄んだ空気の星空観察など、季節ごとに異なる楽しみがあります。

家族連れや友人グループはもちろん、一人旅でも落ち着いた時間を過ごせる環境が魅力です。
森の中に誕生した新しい宿泊棟「森の○○な家」

2025年春、「グリーン・パークほどの」に新たなシンボルが誕生しました。
その名も「森の○○な家」。地元・いの町産のヒノキ16本を使い、職人の手で丁寧に組み上げられた木造建築です。
円形の平面と円錐状の屋根を組み合わせた独特のフォルムは、森の切株がそのまま建物になったような姿。構造には「レシプロカル構造」と呼ばれる相持ち式の技術を採用し、16本の丸太が互いを支え合って屋根を構成しています。
梁や柱を極力見せない設計により、室内は天井高3.5メートルの開放感。木の香りが満ちる空間は、まるで森の一部に泊まっているような感覚を与えてくれます。
大きな窓からは日中の光が柔らかく差し込み、夜には静けさと星明かりに包まれます。宿泊棟としての快適さを備えつつも、人工的なものをできるだけ排し、自然との一体感を大切にしたデザインが特徴です。
地域の木と人の手でつくる「森の拠点」

この建物は、単なる宿泊施設ではありません。設計・施工には、地元の建築家や木材業者、地域住民が関わりました。
ヒノキやスギなどの地域材を活用し、地元の林業・製材業とも連携することで、「地域の木を地域で使う」循環を生み出しています。
プロジェクトの始まりは、町民からのアイデア公募とクラウドファンディングでした。「森にこんな家があったら面白い」という想いを形にしようと、子どもから大人までが自由にアイデアを寄せ、そこから生まれたのが“森の○○な家”です。

森を守りながら楽しむこと、木を使いながら山を活かすこと。
この施設には、「地域の未来をつくる」という小さな哲学が宿っています。
アクセスと滞在のポイント

施設は高知市中心部から車で約1時間30分。国道194号を北上し、「吾北(ごほく)」方面に向かいます。公共交通の便は限られるため、自家用車またはレンタカーでのアクセスが基本です。
標高が高いため、夏でも朝晩は冷え込みます。宿泊時は羽織るものを用意し、虫よけや雨具、滑りにくい靴なども準備しておくと安心です。
また、自然環境を保つために「ゴミの持ち帰り」「動植物を採らない」「火の管理」など、基本的なマナーを守ることが大切です。森を共有する意識をもって滞在すれば、より豊かな時間を過ごせるでしょう。
おわりに
グリーン・パークほどのは、“遊ぶための公園”から、“学び、感じ、つながる森”へと進化しています。
静かな森の時間に身を置きながら、地域と自然の未来を感じてみてはいかがでしょうか。
所在地:高知県吾川郡いの町清水上分973-8
TEL:088-867-3705
公式サイト:https://www.gp-hodono.jp/