【本川】本川の山菜図鑑|季節ごとの採れどきと地域のレシピ
いの町本川(ほんがわ)地区は、石鎚山系の山あいに広がる「山の暮らし」のエリアです。春になると、急な斜面や沢沿いに山菜が顔を出し、直売所や食堂のメニューが一気に“山の恵み”色に変わります。
ただし、山菜採りには毒草との見分け方や山歩きの技術が必要です。この記事は、本川でどんな山菜が親しまれていて、どんな季節に、どんな料理として登場するか を知るためのガイドとしてまとめています。
実際に採るときは、必ず地元の人や山菜に詳しい人に教わりながら、安全第一で楽しんでください。
本川と山菜文化の概要

本川地区には、「本川直販所」や「氷室の里」など、地域の農産物や山の特産品が集まる拠点があります。本川直販所では、春になると山菜の天ぷらやアメゴめしなどが提供されることもあり、季節の山菜を味わえる場所として紹介されています。
近隣では「本川山菜祭り」のようなイベントも開かれてきました。ゴールデンウィークの時期には、本川地区産のコシアブラ、ウド、タラの芽など、その季節だけの山菜が並び、「山菜の女王」と呼ばれるコシアブラを目当てに訪れる人もいます。


仁淀川流域全体で見ても、ゼンマイ、ワラビ、ウド、ワサビ、イタドリなどは代表的な山菜として知られています。
季節ごとの山菜カレンダー(目安)
本川エリアでよく名前が挙がる山菜を、季節ごとで整理すると、おおよそ次のようになります。
- 3〜4月ごろ
タラの芽、コシアブラ、フキノトウ、ノビル など - 4〜5月ごろ
ウド、ワラビ、ゼンマイ、イタドリ など - 初夏〜秋にかけて
原木ナメコなどのキノコ類、一部の山菜の二番芽 など

標高や場所によって時期は前後しますが、「ゴールデンウィーク前後が山菜のピーク」です。
春(3〜4月):芽吹きの山菜
タラの芽

本川地区の山菜といえば、まず名前が挙がるのがタラの芽です。山菜の王様とも呼ばれる存在で、ゴールデンウィークシーズンには本川直販所でもタラの芽を使った天ぷらなどが販売されることがあります。
- サクサクの衣で揚げる天ぷら
- さっとゆでてから、味噌マヨネーズで和える
- 茶碗蒸しや炊き込みごはんの具に少量加える

ほろ苦さと香りが強い山菜なので、脂や卵と一緒に使うと食べやすくなります。
コシアブラ

「山菜の女王」として知られるコシアブラも本川で人気の高い山菜です。本川地区の案内では、タラの芽やウドと並んで春の代表格として紹介されています。
- タラの芽同様、天ぷらが定番
- 細かく刻んで、ごはんに混ぜる簡単な山菜ごはん
- ほんの少量を卵焼きに入れて香りづけ

香りが強く、少量でも存在感があるため、入れすぎないのがポイントとされています。
フキノトウ・ノビルなど

雪解け後、春いちばんに顔を出すフキノトウや、畦や土手に生えるノビルも、本川を含む山間部では身近な存在です。
- フキノトウ味噌(フキノトウを刻んで味噌と炒めた常備菜)
- ノビルはぬた和えや薬味として

苦味のある山菜は、ごはんのお供や酒の肴として愛されています。
春〜初夏(4〜5月):茎や葉を楽しむ山菜
ウド

本川地区の山菜販売情報でも、タラの芽やコシアブラと並ぶ定番として名前が挙がるのがウドです。
- 皮を厚めにむいて、酢味噌和えやきんぴら風に
- 太い茎は天ぷらやかき揚げに
- 葉の部分はさっと揚げて、香りを楽しむおかずに

シャキシャキした食感と爽やかな香りが特徴で、春から初夏にかけて食卓に並びます。
ワラビ・ゼンマイ

仁淀川流域では、ワラビやゼンマイを急斜面の畑で栽培している地域もあり、本川でも春の代表的な山菜として親しまれています。
- ワラビはお浸しや酢の物、味噌汁の具に
- ゼンマイは煮物や混ぜごはんの具として

アク抜きなどの下処理が必要な山菜のため、地元の人に処理済みのものを譲ってもらったり、直売所で購入してから料理に使う家庭も多いです。
本川と“山菜料理が味わえる場所”
下記Instagramで山菜料理の情報がアップされることがありますので要チェックです。

本川直販所
本川直販所では、時期によって山菜の天ぷらや山菜を使った定食などが提供されることがあり、「アメゴめし」などと一緒に楽しめます。
自分では山菜採りをしない人も、ここに立ち寄れば本川の旬の味を体験できます。
ふれあいの里柳野
同じいの町内の柳野地区にある「ふれあいの里柳野」では、季節の山菜をふんだんに使ったうどんや定食が人気で、仁淀川流域の里山料理を味わえる場所です。
氷室の里の原木ナメコ
本川地区の「氷室の里」では、原木ナメコの生産が行われており、その氷室の里のナメコを使ったナメコそばなどが期間限定で本川直売所で提供されています。
山菜とともに、こうした山のキノコも「山里の味」として親しまれています。
山菜と安全についての大事なポイント
山菜には、よく似た毒草があるものも多く、見分けを誤ると体調不良や中毒につながる可能性があります。また、急斜面や沢沿いは転倒・落石の危険もあります。
本川で山菜を楽しむときは、次のようなスタンスがおすすめです。
- 初心者だけで山に入って採らない
- 地元の山菜に詳しい人や、経験者に同行して教わる
- 直売所や食堂で“調理済みの山菜料理”を味わうところから始める
- 採取してよい場所かどうか、土地所有者や地域のルールを必ず確認する
「本川の山菜図鑑」は、“どんな山菜がこの地域で親しまれていて、どんな料理になっているのかを知るための記事” という前提で読んでもらえると安全です。
まとめ|山の暮らしが見える“本川の山菜”
本川の山菜は、単なる季節の食材ではなく、急斜面の畑づくり、清らかな沢の水、保存の知恵、直売所や食堂の工夫など、山の暮らしそのものが詰まった存在です。
- 春はタラの芽やコシアブラ、ウド、ワラビ、ゼンマイ
- ゴールデンウィーク前後は直売所が一年でいちばん賑やかに
- 食堂や直売所では、天ぷらや定食、そば・うどんなどに姿を変えて登場
いの町本川を訪れた際は、山菜そのものだけでなく、「誰が、どんな場所で、どうやって育て・採っているのか」 にも想像を広げながら味わってみてください。山里の暮らしが、ぐっと身近に感じられるはずです。