にこ淵にまつわるお話

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2018年8月24日から「にこ淵」歩道が通行可能になりました。
ただし、程野の地形・地質の特性から、谷は非常に深い位置であり、歩道も急な坂になっています。
歩道は滑る場合があり、落石にも注意してください。
また、にこ淵は増水している場合もありますので、十分お気をつけ下さい。

仁淀ブルーの聖地として知られる「にこ淵」ですが
地元の方からは神聖な場所として、大切にされてきました。
今後もマナーを守り、ゆずり合わせで通行のうえ、静かにご覧ください。

 


にこ淵にまつわるお話

にこ淵には、大蛇の伝説が伝えられており、
それが神聖な場所として大切にされてきた理由なのかもしれません。
こんなお話しが今に伝えられています。

 


むかし、高知の城下にずる賢く大金を儲ける商家があった。
そこの娘は、親のばちがあたって肌が荒れてしまい、ついには大蛇になったそうな。

娘は家を出て、にこ渕の民家に着いた。
「一晩泊めて下さい。寝相が悪いので、かまやのこしきで構いません。でも、絶対に覗かないで下さいね。」
若い娘が妙なことを言うと、主人は夜中にこっそり覗いてしもうた。
ほいたらたまるか、こしきの下から大蛇がとぐろを巻いちゅうのが見えた。

「あれほど約束したのに、見ましたね。言う通りにしていたらお礼を上げたのに。」
娘はそのままにこ渕に入り、その主になったんじゃと。

 

(文:「グリーンパークほどの 冒険マップ」より抜粋)
※「ごほく樹と水物語」には、別の言い伝えが載っています。

こしき…和紙の原料であるコウゾや三椏を蒸す大型の桶のようなもの