高知の農業に魅かれて

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敏森 洋志さんのプロフィール

年齢 37歳(1980年生)

出身 兵庫県明石市

居住暦  兵庫県→高知県(大学) →兵庫県 →高知県

ご家族 奥様&ネコ

お仕事 農業(刈谷農園)、家庭教師

いの町に来た理由は?

もともと高知大学出身で、卒業してからも2年ほど高知市に住んでいたんですが、その後神戸市で就職しました。料理とコーヒー、それとジャズを勉強したかったからです。
3年ほど神戸にいましたがその後農業をしたくて、農家さんを紹介してもらったときにたまたまいの町の刈谷農園さんを紹介していただいたんです。

Q:高知に帰ってきたのは農業をしたかったから?

初は飲食と、ちょっと農業、というイメージでした。

Q:それは神戸でもできたと思うがあえていの町を選んだ理由は?

それは大学生時代に何年間か暮らしてみて、ですね。居るだけで気持ちよかった。住むなら高知と思っていました。仁淀川もあるし、自然の多さも魅力でした。波乗りをすることも理由のひとつです。

農業をしたいと思った理由は?

神戸の飲食で働いていたとき、従業員の賄いとしてお店で出す料理を練習がてら作って出したりしてたんですが、油っこかったり味が濃かったりして、これ毎日食わせてたら病気になるんじゃないかなと思って。で、ちょっと野菜とかを入れて味を薄くしていったら結局毎日カレーになった。(笑)
そんなことで、食べるものを考えないといかんかなと思ったのと、おいしいものを作りたかったらやっぱり素材がよくないと・・・素材から作りたいなと考えだしました。

いの町のいいところ・わるいところ

仁淀川があって、ちょっと前は桜も町全体に咲いててめちゃくちゃきれいやし、海も街も近いし、住みやすいところかなと思ってます。
遊びにもいけるし、ぼくがやりたいことは全部できるかな。
悪いところは特に見当たらないかな? あ、飲み屋が少なくなりましたね、お店の方が引退されてしまって、早く次の人が入ってきてほしいなって思ってます。それは切に思います。
商店街に面白いお店とかパン屋さんもできれば、おもしろいなって思います。

刈谷農園について

経営者のまっちゃん(刈谷真幸さん)とは、やりたいことが近いというか、サーフィンやほかの遊びも好きなことも共通しています。
僕はもともとオーガニック志向で有機栽培がしたいというのがあります。それもすごい自由にやらせてくれてます。
外から農業がどうみえてるのか、ということがよくわかっていて、自然とヒトが集まってくる。一緒にいたら面白い人に出会えますよ。(笑)

Q:敏森さんのほうから提案することも多いんですか?

そういうこともあります。わりと思ったようにやらせてもらえる。

Q:端から見てると雇い主と従業員には見えないことが多いですね。(^_^;

そうですね。まっちゃん自体がそういうことがあんまり好きじゃない感じですね。
一緒になってやってくれるんで、仕事もがんばってできてます。
外から農業をしたいという人を受け入れる気持ちも強くて、だからいろんな人が集まるし、もっと面白くなりそう、と思ってます。「農を楽しくする!」というのがテーマです。(笑)

移住を考えている方にひとことアドバイス

何が好きか、何がやりたいかというのが一番大事だと思います。でもそれをやるには犠牲にせないかんこともあるだろうし、やりたいことも多分全部いっぺんにはできないだろうから、その中で自分が何をするかを絞り込んでいくことも必要になってくると思います。
それとやっぱり新しい土地に入ってくるからには、そこのルールというか、ローカルルールは先輩に教わりながらやっていくとスムーズに入れますね。

これから農業をやってみたいと考えている方に

どういう農業をするのかによっても全然違ってくると思います。
よくある小さい有機農法的なものをイメージすると、そんなにお金はかからないかも知れないけど、収入もそんなにないと思うし、それだけで生活していこうとすれば「業」としていろいろ考えておかないと、それはけっこう厳しいというか大変なことやと思いますね。
憧れだけでは難しいかも。やれないことはないと思いますが、いきなり始めるのではなくて、少しずつ様子を見ながら始めるのがいいと思います。

あと、半分くらいを農業の収入で考えてもうひとつ別の何かをするとか。昔流行った半農半X。そっちのほうが、もしこういう作物が作りたいというのがあるやったら最初はやりやすいのではないかと思います。でも、最初はなかなか経験も売り先もないやろうから、相談相手を確保しておかないと、失敗する確率が高いですよ。
どっちにしろ農業は後継者も少なくなっているし、農業をみんなでやっていく感じにしたいので、来てもらうのはすごくありがたいです。