家族移住

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こんにちは。日野直宏と申します。

移住して約一か月半になります。

 

いの町本川地区、地域おこし協力隊、これが今の私の肩書です。

協力隊としては3年間の期限がありますが、

この本川地区での定住を目標に、地域・地域住民と近い位置で働けるこの仕事を選び、移住しました。

 

 

本川地区の人口は500数十人、実際住んでいる方はもっと少ないでしょう。

高齢化と子供の人数の減少が進んでいる地区だと思います。

すぐにどうこう出来ることではないですが、

私は家族と共に、この「少子高齢化」から起こるさまざまな問題と向き合っていきたいと思います。

 

 

今、子供達に対してこんなことを思っています。

地域の人にとって、私は「ただの移住者」かもしれない。

ここで育ち、友達もでき、大人になったときもただの移住者の子供」なのだろうか?

 

仕事を決め、場所を決め、勝手に話を進めたことによって着いて来るしかなかった子供達。

この先成長し、自分の頭で「移住」を考えた時に一体どんな感情を抱くのだろうか?

 

 

家族がいたからこそ、私は仕事を決め、場所を決め、移住することに踏み込めたし、

何より家族がいたからこそ、この場所に家族と一緒に暮らしたいと心から思いました。

 

ここの景色を見て「わぁ、きれい」と言ってくれる子供がとても愛おしいです。

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「慣れれば、それが日常となり生活となる。」

山奥という事で不便さはあります。

でも、子供達がここに来て良かったと思ってもらえるように、

ここが故郷になるように、今出来ることをやろうと思います。

 

今いる数少ない子供達を地域全体で育てていきます。

子供達に知識と知恵を大人達は教えます。

若い世代の人や子供達が高齢者を支えます。

勉強も大切ですが、自分の住む地域の勉強もしっかりしてもらいたいです。

このような動きを地域全体で続けて広げていく事は、後々の地域力の維持に繋がります。

地域の方々に協力してもらえるように私自身を知ってもらいながら、

いろんな意見を聞いて、より良い方向へ地域全体を導いていきたいです。

 

地域おこし協力隊という人が、なぜこの地区にいるのでしょう。

子供達にも考えてもらいたいと思っています。

私は協力隊として、住民として、親として、3年間やれる事をやっていきたいと思います。

任期終了後、そしてその先も子供たちがのびのびと、たくましく、この場所を好きになって育っていてくれていればいいですね。

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