古民家暮らしの理想と現実

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こんにちは。幸子です。

湿気の含んだ暑さは、体力を奪っていきますね。

高知だけに限ったことではないですが、ちょっと暑すぎません(笑)?

 

さて、先日の記録的な豪雨となった九州北部や秋田では、多くの死者や行方不明者、土砂災害や道路損壊が相次ぎました。

高知県は被害の報告はないものの、スコールのような一時的な雨が毎日のように降ります。

 

いの町も地震による津波はない場所だと言われていますが、山津波(山崩れ)には要注意ですね。

いの町の森林率は、驚きの90パーセントですからね。。

さて、今日のテーマは

古民家暮らしの理想と現実

移住するならかっこいい古民家に住みたい!と思っている方は多いはず。

そう思っているあなたに向けて、9ヶ月前に高知県いの町に移住したさちこが古民家暮らしの光と闇を紹介していきます。

田舎暮らしのイメージ

最近は、新築を建てるのではなく、古い空き家をリノベーション・リフォームする方法を取る人が増えていますよね。

人里離れた家を安く購入して、のんびりと家庭菜園を楽しみながら暮らすために移住する方も少なくありません。

その多くにこんなイメージを持っている方が多いと思います。

  1. 豊かな自然がある
  2. 野菜や魚が新鮮で美味しい
  3. 土地、家賃が安くて、広い家に住める
  4. 人が少ないから静かに暮らせれる
  5. 物価が安く、生活費が都会よりもかからない
  6. 水がきれい
  7. のびのび子育てができる
  8. 人とのふれあいがある
  9. スローライフができる
  10. 四季を感じられる
  11. 登山、釣り、バイク、ゴルフなどの趣味が手軽に楽しめる

 

もし移住希望地があるなら、田舎度チェックをしてみてください。

 

膨大な自然に囲まれて、地域住民と手を取り合って生活するなんて素敵な暮らしは憧れますよね。

でも、安いとはいえ、安い買い物とは言えないのが空き家の購入です。

良くない物件を掴まされてしまわないようにデメリットも知っておく必要がありますね!

 

古民家暮らしの5つの問題点

田舎・古民家暮らしのデメリット。

これ、私さちこがいつも気になってるテーマです。

せっかくの理想だった田舎暮らしで失敗したくないですから。

5つの問題点

古民家がない問題

地域によって差がありますが、理想の古民家に出会うことって滅多にありません。

私が移住したいの町は、伊野地区吾北地区本川地区に分かれています。

伊野地区には、一番便利な地域で、人気が高いです。ですから、一軒家の空き家を探すこと自体がまず大変です。

吾北地区は、30分前後で街まで行けるので、不便さはありますが、困ることも少ないでしょう。ですが、昭和50年の台風で、床下が浸かったり、土砂崩れで流れたりなどの被害で立て替えてあることが多いです。

本川地区は、自然に溢れたど田舎!という感じですが、お隣の西条市まで40分前後なので、冬場以外の買い物は問題ありません。古民家もありますが、地域の住民も二拠点(本川地区と高知市内、本川地区といの町伊野地区など)で暮らしていることもあり、空き家バンクに登録していない家も多いです。

田舎であればあるほど、祖先が守ってきた家や土地などの財産を自分の代で手放すなんていうことは考えられない!なんていう考え方も根付いています。

そんな大切な家を見知らぬ人に貸すことに抵抗があることを知っておいてください。

すぐ住めない問題

古民家が見つかった!!!だけど、住める状態じゃない!!!

そんなことも珍しくもありません。

畳の張り替えが必要だったり、動物の住処だったり、家自体が傾いていたり、柱などが腐っていたり・・・と次から次へと問題が出てきます。

リフォームは借主が好きにやってね!というような大家さんもいますが、畳を張り替えるだけでも結構な金額がかかりますよ。

畳の裏返しの値段

畳の裏返しとは、古くなった畳表を裏返し、きれいな片面を表にして使うことです。
畳の裏返しをするだけでも、再びイ草の良い香りがするようになります。
畳の裏返しの料金相場は、1畳2,000円〜5,000円ほどです。

畳の表替えの値段

畳の表替えとは、イ草と麻糸とで織られたゴザ状の畳表を新しいものに取り替えることです。
畳の表替えの料金相場は、1畳5,000円〜15,000円ほどです。

畳の新調の値段

畳の芯材である畳床がへたってきて、踏むとギシギシ音がしたり、ブヨブヨとへこむ感触があるときには畳を新調しましょう。
新畳は、部屋の換気などをしっかり行って大事に使えば、畳床が傷まないので30年以上も使い続けることができます。
畳の新調の料金相場は、1畳10,000円〜25,000円ほどです。

くらしのマーケットマガジン参照

そして、ゴミの片付けも一苦労。

粗大ゴミの回収が年に2回しかないなんて地域もあります。

前の住人の大きな荷物(もしかしたらお宝も?)が残っている家も多いです。

テントを張りながらリフォームしながら暮らすなんてツワモノもいます。

ですが、それをやるには知識や技術、時間やお金、家族感の考えなども関わってくるので、すべての人ができるやり方ではないでしょう。

案外かかる費用問題

そして、費用。

安い価格で買えた(借りれた)としても家の状態によっては片付けや耐震診断や改修などの費用が必要になります。

古民家の移築なんかも新築を建てるよりもかかってくるとも聞きます。

人手が足りなければ、業者さんやシルバーさんを雇うのも手だと思います。

聞いた話では、シルバーさんが1人当たり1日1万円近くするそうですが…。

手入れが大変問題

草刈り、虫対策など、日頃から必要なものもあれば、

瓦や畳の張替えや動物の駆除など 数年に1度のものもあります。

一番大変なのは、夏場の草刈りかなと思います。

月1回手入れしなければ、こんな状態になるのはあっという間です。

特に女性1人で暮らす場合や、今まで田舎で暮らしたことがない高齢の方の場合、この手入れが思った以上に大変です。

放っておくと地域住民とのトラブルにもなりかねません。

耐震設計が難しい問題

現在、各市町村で住宅耐震の補助をしています。

この補助金、来年度から縮小だそうなので、考えている方はお早めに。

いの町の申請書などは、こちらでチェックしてみましょう。

耐震診断や改修のおおまかな内容はこんな感じです。

高知市にある、あしすと設計さんに話を聞きました。

耐震診断・設計をしてくれる設計事務所が決まったら、まずはヒアリング。

そして、必要書類を提出します。

調査する日程を決めてから、家の調査や改修の設計をしていただきます。

高知県の耐震診断士・設計事務所は、こちらから検索!

高知 木造住宅耐震化促進事業登録事業者(耐震診断士)

高知 木造住宅耐震化促進事業登録事業者(設計事務所)

 

前置きが長くなりましたが、古民家を完璧に耐震改修する場合、莫大なお金がかかります。

お店をするために3億円もかかった歴史的な古民家もあるんだそう。

そして古民家は、今の建築基準法ではクリアしないことが多いです。

宅地のまま暮らすだけであれば、最低限の改修で問題ないと思いますが、

古民家で飲食、宿泊…といった場合には、用途変更が必要な場合もあるので要注意ですよ。

古民家物件の探し方

  • 移住窓口で聞く
  • 空き家バンクで探す
  • 住みながら地道に探す
  • 不動産屋さんで探す
  • 人づてに探す(地域リーダー・キーマン、青年団、職場、友人など)

知り合いが全くいない場所に移住した最初の家は、理想とはかけ離れていることが多いです。

残念ながら、空き家があったとしても閉鎖的な地域では

知らない人に「貸す」や「売る」なんてことは、滅多にありません。

不動産屋さんや空き家バンクで探しても物件が見つからなかった場合は、

まずは、地域の知り合いを増やすこと。

そして、おせっかいを焼いてもらえるような関係性を築くことです。

気に入った家が見つかった時に、誰かが仲介してくれるかもしれません。

良好な人間関係を築きながら、地道に「こんな古民家を探しているよアピール」をしていきましょう。

 

古民家暮らしで幸せを手に入れよう

田舎ののどかな風景の中で季節をゆっくり感じる暮らし。

釣ったばかりの鮎、シャッキシャキの採れたて野菜、ぷりぷりのキノコ、柔らかくて赤みのお肉など、食卓にさらっと並ぶ暮らし。

すこしずつ自分の好きなように家を改修していく暮らし。

地域の人と物々交換しながら、共に生きる暮らし。

 

まさに思い描いていた理想の暮らしをすることって、幸せだし、素敵ですよね。

今や、インターネットのおかげで、どこでも仕事をしたり、欲しいものを手に入れることができます。

時間に追われるような生活をせず、田舎でも好きにのんびりと暮らしていける時代です。

とはいえ、実際に移住するとなると、様々な現実がつきまといます。

 

幸せな生活を送れるかどうかは、あなた次第です。

もし理想の古民家を見つけたいなら、地域の空気感を肌で感じながら、ゆっくり、じっくり見つけることだと思います。

難しいこともありますが、あなたにとって幸せな古民家ライフが送れますように願っています。

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